「統計が大好き」という岐阜県羽島市立竹鼻小3年の浅野智恵さん(8)が作った「とうけい新聞」が、第49回学校新聞コンクール(朝日学生新聞社主催、文部科学省、朝日新聞社後援)で最高賞の文部科学大臣賞を受けた。
地元の子ども食堂をテーマにした新聞で、2年生のときに作った。利用者40人にアンケートを実施し、「いつもだれとばんごはんを食べますか」「子ども食堂の好きなメニューは何ですか」などと質問。子ども食堂の現状と将来の展望を探り、回答を棒グラフや円グラフで表現した。
「将来、子ども食堂はどうなってほしいですか」という質問には、過半数の人が「学校の中に子ども食堂ができたらいい」を選んだ。浅野さんも「子ども食堂は地域の人たちとお話ができる場所で楽しい。将来は学校に地域の人が集まり、交流できるといいと思いました」。
算数の授業で絵グラフを学び、統計に夢中になったという。1年生の夏休みに、同級生の嗜好(しこう)や思考を統計で表せないかと考え、学年全員に好きな絵本や科目についてアンケートし、グラフにまとめた。「統計グラフを作るのは大変だけど、数字をグラフにすることで分かることがたくさんあって楽しい」と話す。
豊島博校長は「算数が大好きで…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル